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日本経営協会(NOMA)を母体として金井壽宏教授と一緒に「第11期 人材マネジメント研究会」を開催します。
2010年5月27日 05:18 PM お知らせ

11回目を迎える人材マネジメント研究会のテーマは,『経営の「戦略的パートナー」としての人事部の役割-グローバリゼーションへの対応と市場競争力の創出に向けて-』です。

 

日本の人事部がいかなる意味で経営の「戦略的パートナー」となりうるのかを先進企業の事例を交えて検討します。マーサジャパン 古森 剛社長のご講義「グローバル人事における日本企業の戦略的課題」を皮切りに、ローソン(企業変革を支えるHRM)、伊藤忠商事、グーグル(技術的異能人材の協働を促すマネジメント)、日本マクドナルド(現場の卓越した力を支えるHRM)と毎回ゲストを招いて講和と討議を組み合わせます。

 

さてバブルが崩壊した1990年代の景気後退期は,業績悪化の元凶として人事部が槍玉にあがり,その存在意義が厳しく問われた時代でした。いわゆる「人事部不要論」です。

一方,アメリカでも人事部の役割改革に対する議論は巻き起こっています。キーワードは「戦略的パートナー」です。すなわち,これまで人事部は,事務処理とルール遵守ばかりに注力し,いかにして人事管理を戦略的価値創造へつなげるかの論理を持たず,経営目標の達成に結びつかない人事プログラムやその履行の監視にばかり骨を折ってきた。そして人事プロフェッショナルが「経営会議」(seat at the table)に座ることはなく,その会議室の扉は内側からロックされている。かかる状況を変えるために人事部は戦略的パートナーにならなければならないのだとされます。しかし,このテーマを扱う文献の多くは,専門用語(buzz-word)として戦略的パートナーという役割を強調しますが,その活動の具体的内容は謎のままなのです。アメリカにせよ日本にせよ,戦略的パートナーとして相応しい人事部の役割とは,戦略策定と達成への直接的・間接的関与,および業績へのデリバラブルな貢献にあるはずです。果たして,人事部の役割がどのようなメカニズムで経営パフォーマンスに貢献するのか,理論的な検討も加えながら事例をもとに研究していきたいと思います。

 

お申込み、その他詳細な情報は下記をご参照ください。
http://www.noma.or.jp/noma/kansai/chiso/jinzaimane/index.html