神戸大学大学院経営学研究科,経営人材研究所(KIMPS),および社団法人 日本能率協会(JMA)は共同で,1)人事部長を対象とした「創造性喚起のための人材マネジメント」」と,2)開発部長を対象とした「開発部門の創造性を支援する人材マネジメント」に関わるアンケート調査を行いました。その結果の報告書をDiscussion Paperにし神戸大学のHPにアップしました。
質問の多くは人事部長用と開発部長用とも文言の統一を図るなどパラレルに設定し,両者の差異についても比較できるように工夫しております。人材マネジメントが組織にいったいなにをしてくれて,結果としてなにをもたらしているのかについて,人事部長自身が自部門の役割について,創造性が肝要である部門の代表として,開発部長が人事部の役割について,創造性との関連において,どのように捉えているのか,これがこの調査が解明したいことです。
本報告書では,この2タイプの質問紙から成る調査の結果から,日本企業の人材マネジメントの現下の状況を報告するとともに,開発部門の創造性を支援する人事部及び人材マネジメントのあり方の検討を施しました。
また,本調査は,海外で行われているいくつかの人材マネジメント調査と国際比較できるようにも工夫しました。これまでの国内の議論も盛り込んでいます。今後同様の調査を定期的に行うことで,日本と欧米の人材マネジメントの相違を経時的に比較することも企図しています。
詳しくはこちらhttp://www.b.kobe-u.ac.jp/paper/2009.html
また上記結果の報告を兼ねて「創造性喚起のための人材マネジメント」シンポジウムを東京(一橋大学 守島基博教授と)と大阪(神戸大学 金井壽宏教授と)で開催します。主催は日本能率協会(JMA)です。
詳しくはこちらhttp://school.jma.or.jp/search/detail.php?seminer_no=1886